お知らせ詳細

お知らせ組合員様

石川県建設組合:労働安全衛生講習会を開催しました!

2024/12/12

石川県建設組合 組合員の皆さま

平素は組合事業にご理解、ご協力賜り誠にありがとうございます。

 

石川県建設組合では令和6年12月7日(土)、(一社)石川県予防医学協会にて労働安全衛生講習会を開催しました。当講習会は安全衛生の向上と労働災害の防止を目的として毎年実施しており、今回は講師に(一社)労働安全研修センター 労働安全衛生コンサルタントの小林隆夫氏をお招きし、『転倒災害防止について』と題してご講演いただきました。

 

2023年度の厚生労働省の調査によると、転倒災害(業務中の転倒による重傷、休業4日以上)は年間で約36,000件発生しており、また、労働人口の高齢化により年々増加傾向となっていることから、休業日数が1か月を超える重篤な災害につながるケースが多く発生しています。転倒災害は「滑り」「つまずき」「踏みはずし」が典型的な3パターンであり、原因は心身状況や作業環境などの内外さまざまな要因で発生しますが、「つまずき」の発生低減方法の一つとして適正な靴の着用が紹介されました。

 

人は段差の高さによって「上る」と「歩く」を使い分けており、その境界が約3センチ。これより高いと「上る」、低いと「歩く」の動きをしていることから、つま先が3センチ以上あがった靴であれば、見落としやすい僅かな段差やスロープでも無意識に転倒リスクが低減されるとのお話でした。

 

最後に「ヒヤリハットも死傷災害も原因は同じであり、運がよかったかどうかの違いである。発生したことを自覚することが大事である。」との結びで講習会は終了しました。

その後健康診断が実施され、参加者全員の受診確認後、当講習会の行程は全て終了となりました。

 

ご参加された方におかれましてはありがとうございました。

建設組合では引き続き法改正や皆さまのニーズに沿った各種講習会を開催してまいりますので、実施の際はご参加をお待ちしております。

 

(石川県建設組合 職員一同)