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お知らせ

福岡県建設組合:労働安全衛生講習会を開催致しました。

2023/09/14

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福岡県建設組合 組合員の皆さま

福岡県建設組合では、令和5年9月9日(土)に福岡国際会議場にて一人親方労災加入者を対象に労働安全衛生講習会および健康診断を開催致しました。

今回は『一人親方を取り巻く法令等の改正について~一人親方への安衛法の適用、インボイスなどの制度改正のお話~』をテーマに原労務安全衛生コンサルタント事務所の原論先生を講師にお招きして講話をお願いいたしました。
”生産性を優先させることで安全性を失い、その結果品質、さらには優先していた生産性までも失ってしまう”というお話から講習会が始まり、今年の4月から労働者だけでなく、同じ場所で就労する一人親方等にも同様の保護が図られるようになった労働安全衛生法について、具体例を交えながら説明していただきました。
また、現場での転倒などケガとしての労災事故だけでなく、過労死についてのお話もありました。脳・心臓疾患を過労死として請求する件数は、運輸業・郵便業に次いで建設業が二番目に多い業種だそうです。

高血圧や糖尿病などの持病が脳・心臓疾患に影響を及ぼすことや、睡眠時間が6時間を切ると健康障害に影響がでるお話もありました。日頃からの小さな心がけや、積み重ねが、大きな事故への予防につながるのだと改めて実感しました。今まで猶予されていた建設業の残業時間も、来年の4月から上限が規制されるようになるので建設業の方を取り巻く法令は、より広い範囲で守られるように変化しているとも思います。

終了後のアンケートには「法の話は勉強になる」「作業者の心がけが大事だと再認識した」というお声をいただきました。初めて参加する方も多くいらっしゃいましたが、参加者のみなさまにとって自分事として考えるきっかけとなり、学びの多い時間になったのではないかと思います。

今回4年ぶりの開催となりましたが、朝早くからお集まり頂き、ありがとうございました。

(福岡県建設組合 職員一同)