福岡県建設組合　一人親方労災保険にご加入の組合員さま

平素は組合事業にご理解・ご協力を賜り誠にありがとうございます。

福岡県建設組合では、令和6年6月1日（土）に福岡国際会議場にて一人親方労災保険加入者を対象に労働安全衛生講習会および健康診断を開催致しました。
今回は『建設業における安全管理と自己防衛』をテーマに（元）労働基準協会専務理事、（現）労働衛生コンサルタント 田口幸二 先生を講師にお招きして講話をお願いいたしました。

熱中症予防対策や建設業における災害防止対策など、これから夏に入り気温が高くなる中で作業する上での注意点やその対策について具体例を交えながら説明していただきました。説明の中で労働災害事故の型別発生状況のお話もありました。建築工事では「墜落・転落」が労災事故全体の6割を占めるそうです。不安定な場所や高所での作業が伴う建設業では、少しの油断が大きな災害に繋がるので、こまめな休憩や水分・塩分の補給などを意識して事故防止に努める事が肝要です。

自己防衛として、パワーハラスメントについても実例を交えながら注意点や対策をお話しいただきました。優位な立場のものが労働者の就業環境を不当な言動によって害する行為であり、ストレスの要因によっては自身の力だけでは取り除くことが困難なものもあるので労働基準監督署等の相談窓口を利用する事も心身の安全を守るために有効であると実感しました。

終了後のアンケートには「勉強になった」や「講話が分かりやすかった」というお声をいただきました。
初めて参加する方も多くいらっしゃいましたが、参加者のみなさまにとって自分事として考えるきっかけとなり、学びの多い時間になったのではないかと思います。

この度は、朝早くからお集まり頂き、誠にありがとうございました。