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お知らせ

石川県建設組合 労働安全衛生講習会を開催致しました。

2017/03/09

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石川県建設組合 組合員の皆さま

石川県建設組合では平成29年3月4日(土)に(一財)石川県予防医学協会にて労働安全衛生講習会を開催し、65名の方にご参加いただきました。

労働安全講習会は組合員の皆様の安全衛生の向上と労働災害の防止のため実施しており、
当組合の講習会の特徴としては、安全管理と衛生管理の両面からそれぞれ専門の講師をお招きし講演いただいております。今回の講演テーマは『進めよう4S、5S活動』((一社)労働安全研修センター 小林氏)と、『心の健康づくり-ストレスの多い社会 ストレスをこの様にとらえて乗り切りましょう-』((独)労働者健康安全機構 石川産業保健総合支援センター相談員 産業カウンセラー 中川氏)です。


第一部の『進めよう4S、5S活動』では、建設業の労働災害で多くみられる「つまづき、転倒災害」の予防としても役立つ5S活動の重要性をお話していただきました。5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・習慣」の5つの項目の頭文字をとってつけられた職場環境改善の際に用いられるスローガンです。

つまづき、転倒災害の発生原因としては床が水や油で濡れているほか、作業道具やゴミが放置されていることなど職場が適切に「整頓」されていない可能性があげられます。5Sの中でも特に重要な「整頓」は上記のような労働災害低減に繋がるほか、すぐ「モノ」が取り出せ、元に戻すことができ、探す時間が減る/運搬に要する時間が減る/紛失による買い足しがなくなる(無駄なコストの削減)/工程の停止や、計画変更が減るなどの効果があります。さらに、「整理・清掃・清潔・習慣」を組み合わせることで労働災害防止も含めた職場環境の改善が図られることが紹介されました。


第二部の講演では職業ストレスが主なテーマとなりました。
厚生労働省による労働者健康状況調査によると、強い不安・悩み・ストレスがある労働者の割合は昭和57年から平成24年までの期間において50%~60%の間で推移しており、長年改善の傾向はみられていません。また、ストレスの原因としては職場の人間関係によるものが40%近くで最も多く、続いて仕事量や仕事の質によるものがそれぞれ30%近くを占めています。さらに驚くことに、ストレスを実際に相談した相手(複数回答)の結果をみると家族・友人が8割である一方で、上司・同僚も7割を占める結果が示されました。

ストレスの対処法の前提として、まずは自分自身でストレスに気づくことが第一であり、最も気づきやすいのが睡眠障害のような身体的異変といえます。次に具体的な対処法としては、気分転換や趣味を持つことなどいくつかある中で、最も効果的なものとして「内にためず言葉に出してみること」があげられます。例えば他人に相談することはもちろんのこと、カラオケや日記を書くことも有効であると紹介されました。


講演終了後は安全衛生法に基づく健康診断を受診していただき、本会を終えることが出来ました。今回ご参加下さいました皆様におかれましてはありがとうございました。

引き続き次年度も開催していく予定ですので皆様のご参加をお待ちしております。

(石川県建設組合 職員一同)