和歌山県建設組合 組合員とそのご家族様へ
和歌山県建設組合では、令和6年4月13日(土)・5月11日(土)に和歌山県紀の川市の「さてさて工房」様にて、中学生以上の被保険者を対象に「万年筆作り体験」を開催しました。
今回は2種類の木材のうち、事前に1つを選んでいただきました。1つ目は、年月を経るとピンク色茶色に変化する希少木のピンクアイボリーです。2つ目は、日に当たると茶褐色から濃緑色に変化し、当たらないところに戻して保管すると元の色に戻り、魔除け効果のあるリグナムバイタです。
まず、木工旋盤と旋盤用刃物で自分の好きな形に木材を削る作業で、持ち手・キャップの部分のどちらも後で取り付ける金具の太さに合わせて、端を削っていきます。2種類の木材の硬さが異なるので、ピンクアイボリーを選んだ方はまだ削りやすく、リグナムバイタを選んだ方は世界一硬い木ということで、木材の硬さに少し苦戦しておられました。端を削り終えると、次は持ち手など胴体部分を削っていきます。どんどん削っていくうちに、各々好きな形が出来上がってきました。ある参加者は持ち手を太くしたり、また、ある参加者はキャップの部分に丸みを持たせたりと個性が出ていました。
胴体部分を削り終えると、次は紙やすりで磨いて好みの光沢を出していきます。粗めのやすりかけ、次々と大きな番号の細かいやすりへ変え、ツルツルピカピカにしていきます。この作業を途中で止め、光沢をあまりつけずにマットな質感にされる方もおられました。
ここまで来るともう完成間近!木材を保護するために自然成分由来のオイルやワックスを塗ってさらにツヤツヤに。万年筆のペン先などの金具は講師が手作業で一つ一つ丁寧に取り付けて下さいました。万年筆には刻印もする事ができ、名前を刻んでおられる方もいました。
出来上がった万年筆をまじまじと見つめ、「すごいなぁ」「良いのが出来たやん!」「万年筆作り楽しい!」と喜んでくださいました。なかには子どもさんにプレゼントするとのことで参加してくださった方もおり、皆様のお声を聞き、職員一同感無量でした。
体験途中で木が欠けるなどのアクシデントはありましたが、希望者全員けがもなく、無事終了となりました。今回の休日体験教室は各回4名と少人数体制だったため、参加者の皆様同士でお話しをされたり、万年筆の写真を撮りあったりされていたので、気軽に楽しんで頂けたのではないでしょうか。
今後とも皆様に楽しんで頂けるような企画・立案をして参りたいと考えております。
過去のお知らせ
和歌山県建設組合:万年筆作り体験を開催致しました。
2024/05/15